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重言

【随時更新】重言これくしょん -重これ-【260例以上】

重言を一覧にしてみた。

無数の文章を見てきた私なりに重言度合いを判定し、五項目に分類している。上の項目ほど、用いると恥ずかしいあからさまな重言だと認識していただきたい。

無数の文章を見てきたと先述したが「全て実際に書かれていた」ものだ。あなたからすれば信じがたい表現もあるだろう。尚、一部、重言ではない用語も記載している。

不自然であり書き換えができる

見る


一番最初
→最初/一番初め

一番最後
→最後/一番後


一番最近
→直近/最近

最後の結末
→最後/結末

まず最初に
→まず/最初に

今現在
→現在

初デビュー
→デビュー


通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
→通常攻撃が全体且つ二回のお母さんは好きですか?/二段の全体攻撃が当たり前のお母さんは好きですか?









 
~感を感じる
→~感を持つ/~感を抱く/~感を覚える/~感がある/~を感じる(危機を感じる)

【重言】「感」を多用する人ほど「感受性」が鈍い|「~感を感じる」という重言に何ら抵抗がないヘボライターは猛省せよ「~感を感じる」「感じる~感」といった表現を絶対に許せない神経でなければライターをやるべきではない。こんな無粋な重言に対して指摘されるまでもなく「あれ?」と思わない奴は間違いなく「鈍感」だからだ。これはスポーツ選手にとっての動体視力や反射神経みたいなもので「~感を感じる」「感じる~感」という表現に何ら抵抗や反応がないなら...

体感が感じられず、7粒を寝る前に飲むと翌朝は「うーん、まあ体は軽いかな〜」といった感じ
→体感が得られず、寝る前に7粒飲むと翌朝は「うーん、まあ体は軽いかな〜」といった程度

女ってものは、「軽く見られてる感」に敏感です
→女は「軽く見られている態度」に敏感です

リスト表
→リスト/表/一覧

目指す目標
→目標

目下の目標
→目標


一転して財政再建に積極的な姿勢に転じ
→一転して財政再建に積極的な姿勢をみせ

必ず必要
→必ず要する/必要

太古の昔
→太古/大昔

内定が決まる
→内定する

手書きで書く
→手書きする


磁力の強力な
→磁力が強い/強い磁力の

全て一任する
→一任する/全て任せる

返事を返す
→返事をする

返信を返す
→返信をする


レスを返す
→レスする/レスポンスする

未だ未完成
→未完成

未だに未熟
→未熟


意味のない長い数値を眺めるみたいにぼんやりと眺めていた
→眺めていた。意味のない長い数値がぼんやりと網膜に映るかのごとく

成果を果たす
→成果を上げる

成果を成す
→成果を出す

被害を被る
→被害に遭う


強制徴用工
→徴用工

3回転スピン
→3回転/3回スピン

壇上に上がる
→登壇する/壇上に立つ


洋服に関する考え方を再考する事ができました。
→洋服に関する考え方を見直す事ができました。/洋服に関する考え方を改める事ができました。/洋服について再考する事ができました。

試行を行う
→試行する/試しに行う

錯覚を覚える
→錯覚する

成就を成し遂げ
→成就し

主な主張
→主張

大きな大義
→大義

原則に則って
→原則に従って

旅行に行く
→旅行する/旅に出る

行為を行う
→行為をする/行為に走る

自作で作る
→自作する/自分で作る

日本に来日する
→日本に来る/来日する


送料無料
→無料配送/送料込み

確かな確信
→確信

一番ベスト
→ベスト

尽力を尽くす
→尽力する/尽くす


日々努力の毎日
→努力の日々/努力の毎日

手作りで作る
→手作りする

今の現状
→今の状況/現状

期待して待つ
→期待する

漸進的に進む
→漸進する/少しずつ進む

現在進行形で進める
→このまま進める/継続する

雪辱を晴らす
→雪辱する/雪辱を果たす

並行して行う
→並行する/併せて行う

並列に並べる
→並列させる

かねてからのの懸案
→懸案

犯罪を犯す
→罪を犯す/犯罪に走る


残量は残っている
→残量はある


残像を残して
→残像で


残暑の残る
→暑さの残る

残骸が残る
→残骸がある

元旦の朝
→元旦

決着がつく
→決着する

売上が上がる
→売上が伸びる

捺印を押す
→捺印する/押印する

過保護過ぎる
→過保護

過信し過ぎる
→過信する

過半数を超える
→過半数に達する

過剰反応し過ぎる
→過剰反応/反応し過ぎる

代わりに代用する
→代用する/代わりに使う

下に下ろす
→下ろす

上に上げる
→上げる

代わる代替案
→代替案

歴史史上
→歴史上

内部留保が溜まる
→内部留保が増える/内部留保が膨らむ

過激過ぎる
→過激/激し過ぎる

付属品が付く
→付属する

速度が速い
→速度が高い/高速

タバコを吸う喫煙者
→喫煙者

春一番の風
→春一番

炎天下の下
→炎天下

記録を残す
→記録する

大人の人
→大人

足に足袋をはく
→足袋をはく

連日暑い日が続く
→暑い日が続く

狭量の狭い
→狭量な/心が狭い/度量の狭い

引き続き継続する
→継続する

持続的にトレーニングを続け
→トレーニングを継続し

約~位
→約~/~位

定義を定める
→定義する

規定を定める
→規定する

重い重量
→高重量

収入が入る
→収入を得る

入札を入れる
→入札する

金を借金する
→金を借りる/借金する

金を返金する
→金を返す/返済する/返金する

色が変色する
→変色する/色が変わる

動いてる動画
→動画


後で後悔する
→後で悔やむ/後悔する

方向に向かう
→方に向かう/方向に進む

愚直なまでに真っ直ぐ
→愚直に/只管に

新入部員が入部する
→新たな部員が入る

はっきり断言する
→はっきり言う/断言する

再び再会する
→再会する/再び会う

丸い円のサークル
→真円/サークル

客観的視点で見る
→客観する


個人的主観
→主観/個人的視点

平均アベレージ
→平均/アベレージ

新年明けましておめでとうございます
→明けましておめでとうございます

明けまして
明けるのは「新年」ではなく「旧年」であるよく「新年明けましておめでとう」という表現を見聞きする。これを書いているのは一月七日だが、改めて変な表現だなと感じた。変な表現の原因は「新年」の部分である。では、その理由について書いていこう。...

朝食を食べる
→朝食を摂る/朝ごはんを食べる

食事の事について
→食事について

昼食のランチ
→昼食/ランチ

美人な人
→美人/美しい人/綺麗な人

花が開花する
→花が咲く/開花する

微かに微笑む
→微かに笑う/微笑む

姉が過労死で亡くなった結果
→姉が過労で亡くなった結果

立場に立つ
→立場になる/立場から

Berryz工房の握手会に貼ってある張り紙がヤバイ
→Berryz工房の握手会場にある貼り紙がヤバイ

一見~のように見える
→一見~のよう/一見~のように感じる/一見~のように思える

操り人形を操ってリスにエサをあげるおばあちゃんが可愛い
→操り人形を使ってリスにエサをあげるおばあちゃんが可愛い/人形を操ってリスにエサをあげるおばあちゃんが可愛い

付加価値を付ける
→価値を付加する/価値を付ける

新鮮な海鮮
→新鮮な海の幸/新鮮な魚介類

行われる行事
→行われる催し/催される行事

受注を受け
→受注し/注文を受け

距離を離す
→距離をとる


日本人は醤油臭くて韓国人より体臭が臭かった
→日本人の体は醤油臭くて韓国人より酷かった

付録が付いている
→付録されている/付録が入っている

~様各位
→各位

~戦を観戦する
→~戦を観る

~という選択肢を選ぶ
→~を選ぶ/~を選択する/~という選択肢を取る

ハッピーエンドで終わったあの人気作品の続編が登場!
→ハッピーエンドだったあの人気作品の続編が登場!

見終わったあとに喪失感があった漫画、映画、小説
→見終わって喪失感があった漫画、映画、小説

違法視聴で「SHIROBAKO」とかいうアニメ見たけど
→「SHIROBAKO」というアニメを違法視聴したけど

対する対策
→対する策/対応策/対策/対する施策

余分な贅肉
→贅肉/余分な脂肪

焼肉を焼く
→肉を焼く

焼き魚を焼く
→魚を焼く

ただひたすら山を登る登山ゲームない?
→ただひたすら山を登るゲームない?

後ろに下がる
→後退する/下がる

慎重に熟慮する
→熟慮する

宮脇咲良の目の涙袋が巨大化!
→宮脇咲良の涙袋が巨大化!

挙式を挙げる
→挙式する/結婚式を挙げる


不自然ではないが書き換えができる

見る


天井を見上げる
→天井を見る

チゲ鍋
→チゲ

壮観な眺め
→壮観

お気に入りに入れる
→お気に入りに登録する

メッセージ通知
→メッセージ/通知

泣き言を言う
→泣き言をもらす

大事な事
→大切なこと

現在在庫切れ
→在庫切れ


激闘の戦い
→激闘/激しい戦い

最後の切り札
→切り札/最後の手段

怪談話
→怪談/怖い話

決着をつける
→決着させる/雌雄を決する

客観視する
→客観する

クリスマスイブの夜
→クリスマスイブ

夜のとばり
→夜/とばり

後遺症が残る
→後遺症がある



十分間の鏖殺
→十分間の鏖/十分間の皆殺し/十分間の殺戮
(鏖:音オウ 訓みなごろし)

感覚を覚える
→感覚を抱く

あまりにも~過ぎる
→あまりにも~/~過ぎる

電流を流す
→電気を流す

シンパシーを感じる
→シンパシーを抱く/シンパシーを覚える/シンパシーがある/シンパシーを持つ/共感する


お客さまのリクエストにお応えした対応状況をご報告いたします。
→お客さまからのリクエストへの対応状況を報告いたします。

絶好のチャンス
→絶好の機会/チャンス/好機

永久に不滅
→永久/不滅

都合に合う
→都合に沿う

お歳暮の贈り物
→お歳暮

上着を着る
→上着を羽織る

既に~済み
→既に~/~済み

だがしかし
→だが/しかし

製造メーカー
→製造会社/メーカー


途中で中止
→中止

重要な要素
→大きな要素/大切な要素/重要なポイント

事前に予告
→事前に知らせる

思いがけないハプニング
→思いがけない出来事/ハプニング

東京にA2型流感が流行
→東京にA2型流感が蔓延
(流感:流行性感冒/インフルエンザ)


書き換えが難しい

見る


待ちに待った
→待望した

一言言う
→一言述べる

小言を言う
→小言をもらす

唐揚げを揚げる
→唐揚げを作る

お湯を沸かす
→水を沸騰させる

~国国民
→~国の民/~民

押し入れに入れる
→押し入れにしまう

幻聴が聞こえる
→幻聴がする/幻聴がある

イスラム教徒
→イスラム信者

ゲリラ戦
→ゲリラ

寝言を言う
→寝ぼけたことを言う

二度に渡り
→二回に渡り

試合会場で会う
→試合場で会う

消費税増税
→消費税アップ/消費税増加

過去の過ち
→過去の誤り/過去の誤ち

体重が重い
→体重がかなりある

香ばしい香り
→香ばしい匂い/香ばしさ

座高が高い
→座高がある

車高が高い
→車高がある

サハラ砂漠
→サハラ

えりも岬
→岬/えりも

表現
→言い表す/書き表す


引き金を引く
→トリガーを引く

重複
→重なる

感覚神経が感受して
→感覚神経が察知して/感覚神経がキャッチして/感覚神経が反応して

舞を舞う
→舞を踊る/踊りを舞う

韓流ブーム
→韓流/韓国ブーム

~賞を受賞(紫綬褒章を受賞)
→~賞を戴く

多数決で決める
→多数決で選ぶ

自己
→自分/己

着物を着る
→着物を纏う/和服を着る/和装する

水着を着る
→水着姿になる/スイムウェアを着る

~と言っても過言ではない
→~と言っても大げさではない/~と言っても差し支えない


書き換えがほぼ不可能

見る


小遣いを使う

~学を学ぶ

誤解を解く


ふりかけをかける

自律神経が自動的に働いている

素数を数える

無知の知

不射の射

大の大人

見本を見せる


おにぎりを握る

奈落に落ちる


男性同士の同性愛

反日日本人

親日日本人

子供達


歌を歌う

冷蔵庫

実質

落とし穴に落ちる

手作業で作る

焼きもちを焼く


鳴子を鳴らす


基底湖の底


俺の歌を聴きたい人が聴いてくれればいい

~社に入社する

~戦を戦う(選挙戦を戦う)


石灰岩の岩盤

超感覚的知覚


字面だけ重言風

見る




神田明神

銀行に行く

人非人

新しい新快速

機織り機

減反政策反対


有明海産海苔


演歌歌手

主情主義

主知主義

主意主義

民主主義

社会主義社会


美化強化

人造人間

塩酸塩

社長も(話が)長い

自暴自棄

自業自得

自存自衛


第4王朝の王


面白いお面

国民国家


論理哲学論考


補記

こうやって書き出すと私も時折やらかしてしまう。数カ月後に気付くこともあるのでやっかいだ。

もし、誤りがあれば下記のメールフォームもしくはコメントからお知らせいただけると有り難い。

メールフォーム

意外な表現まで重言扱いされていると感じた人もいるだろう。

例えば「大事な事」。

重言を扱った記事を偶然目にした。その記事タイトルの一部が確かこんな表現だったと思う。

「大事な事でも二回言わない~」

うろ覚えなのでタイトル全文を正確に再現できないのだが「大事な事」という表現にかなり引っかかりを覚えた。とはいえ、【不自然ではないが書き換えができる】の項目に分類した。

【不自然ではないが書き換えができる】大事な事
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

「頭痛が痛い」や「馬から落馬」はあからさまな例として必ず出てくるので省いた。

本来は「一番最初」「一番最後」もあからさまであるべきなのだが、世間の使用頻度を見ているとそうはなっていない。

「強制徴用工」については、まるで気付かなかった。

偶然たどり着いた「日本最高文学賞作家」平野啓一郎のバカすぎる歴史認識を嗤うという記事内で指摘されていた重言だ。

なるほど、確かに「徴用」には強制の意味が含まれている。

【不自然であり書き換えができる】強制徴用工
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

特に無神経で不快だと思う重言

とりわけ不快な重言を赤字で示したがおわかりいただけただろうか。
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
~感を感じる
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【重言】「感」を多用する人ほど「感受性」が鈍い|「~感を感じる」という重言に何ら抵抗がないヘボライターは猛省せよ「~感を感じる」「感じる~感」といった表現を絶対に許せない神経でなければライターをやるべきではない。こんな無粋な重言に対して指摘されるまでもなく「あれ?」と思わない奴は間違いなく「鈍感」だからだ。これはスポーツ選手にとっての動体視力や反射神経みたいなもので「~感を感じる」「感じる~感」という表現に何ら抵抗や反応がないなら...

アニメの重言事情

不快な重言として挙げた、某「攻撃のお母さん」に関連して、アニメの重言事情に触れておこう。

私は深夜放映作品を中心に十年ほど真面目にアニメを観ていたのだが、重言だらけのセリフに愕然とした。

膨大とまではいかないが、これがプロの仕事なのかと疑いを抱くほどセリフが重言に溢れていたのだ。重言がない作品を探すほうが難しいくらいに。

そして今やセリフだけでは飽き足らず、作品名まで無粋でみっともない重言が遣われていることに呆れ果てた。

某「攻撃のお母さん」は、元々ライトノベルらしいが「攻撃」を何度も入れるのが面白いと思い込んでいるところが、救いようのないセンスのなさだ。

もっとセンスがないのは、こんな恥知らずな作品名を批判しない客側だ。

タイトルを考えたのは作者なのか。それとも担当編集者なのか。何れにせよ、文字を扱う仕事から一切の手を引き、屠殺場で黙々と働いてくれと言っておこう。

大量にあるアニメの重言についてはいずれ紹介できればと思う。

魅力的な作品名

ここは余談なので先に進みたい場合は【解釈で判断が分かれる表現】をクリック/タップ。

余談を見る

アニメ関連の重言に触れたついでに魅力的な作品名も挙げておこう。

ポケットモンスター

新幹線変形ロボ シンカリオン

爆転シュート ベイブレード

若おかみは小学生!

12歳。~ちっちゃなムネのトキメキ~

プリティーリズム

戦闘妖精雪風

かげきしょうじょ!!

ハイスコアガール

電波女と青春男

メガネブ!

THE IDOLM@STER

だがしかし

さばげぶっ!

涼宮ハルヒの憂鬱

けいおん!

キルミーベイベー

限界集落過疎娘

フォトカノ

寄生獣

学園ハンサム

亜人

マケン姫っ!

石膏ボーイズ

黒執事

くまみこ

少女終末旅行

CLANNAD

氷菓

TARI TARI

まんがーる!

最終兵器彼女

planetarian~ちいさなほしのゆめ~

それでも世界は美しい

To LOVEる-とらぶる-

昭和元禄落語心中

かくしごと

ばくおん!!

僕だけがいない街

ロウきゅーぶ!

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

やはり、キッズアニメのタイトルは秀逸。

「シンカリオン」は完全な新語だが、新幹線変形ロボと付いていなくても「新幹線が関係している」と予想がつく。電車繋がりで言えば「RAIL WARS!」も鉄道に関連していることが想像できる。

「だがしかし」は【不自然ではないが書き換えができる】の項目に記載している重言なのだが「駄菓子」にかかっているのでなかなか良い作品名だなと思う。

「黒執事」は「あ・く・ま・で執事ですから」

「学園ハンサム」のネームセンスはコピーライティングに通じるものがある。「ハンサム学園」にしていたらこれほど強く惹き付けられただろうか。

「かくしごと」は主人公の仕事と家庭環境と出自が暗示された見事な作品名。

「氷菓」は郁恵ちゃんの「夏のお嬢さん」

郁恵ちゃんでも意味がわからない人は是非本編を。

最も好きな作品名

そして、私が一番好きな作品名はこれである。

「アホガール」

タイトルもさることながら素晴らしくアホな内容の作品。これを観ればあなたもアホになることうけあい。私の中ではアニメはもう「アホガール」「学園ハンサム」で十分な気がしている。

この作品は一話からいきなり重言のセリフが出てくる。そのセリフを言うのが主人公花畑よしこの幼馴染で秀才の阿久津 明(あっくん)なのだから面白い。

彼は常に好成績を残しながら絶対に百点を取れない。「軽犯罪を犯させて」と言ってしまうあっくんだから点数を取りこぼしてしまうのではというのが私の解釈だ。

因みに原作者ヒロユキ氏は、フランスへ逃げた腰抜けの方ではない。あのヘラヘラ面を一度思いっきりぶん殴りたいものだ。同作者の「マンガ家さんとアシスタントさんと」もアホ度が高くて大変よろしい。

解釈で判断が分かれる表現

「子供達」については「共」をどう解釈するかで判断が分かれる。「共」を「群れをなした」と解釈すれば「複数人」即ち「達」と同義になる。「共」を「連れている」と解釈すれば、複数とは言えなくなり「一人」の状態もありうる。

【書き換えがほぼ不可能】子供達
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

助詞で重言度が違う表現

「決着」については迷った末に二項目に別けた。理由は助詞の違いによるもの。本当は全て【不自然であり書き換えができる】に分類したいところだが。

【不自然であり書き換えができる】決着がつく
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【不自然ではないが書き換えができる】決着をつける
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

僅かな差で重言度が違う表現

「客観的視点で見る」について。

「客観」自体に「視点」と「見る」意味が含まれている。そして、上記の表現には「見る」ことを意味する文字が三つもある。よって、重言度は高く不自然である。

「客観視する」について。
厳密に判別すれば「観」と「視」が重なっている。ただし、そこまで不自然な感じはない。

【不自然であり書き換えができる】客観的視点で見る
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【不自然ではないが書き換えができる】客観視する
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

表現/重複/自己/実質/河川

厳格に見れば「表現」は重言である。ただ、これを用いることなく文章を書くことは非常に困難だ。

「重複」も同様に重言として見ることができる。こちらは辛うじて避けられるが、重言として不自然な印象は殆どないだろう。

「自己」も同じ部類と思われる。「自」と「己」はそれぞれ「私」の意を表しているのだが「自己批判」を「自批判」や「己批判」と書くのは適切な言語感覚ではないと考える。

因みに私の場合「表現」は用いるものの「重複」と「自己」の出番は少ない。

【書き換えが難しい】表現 重複
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【書き換えが難しい】自己
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【書き換えがほぼ不可能】実質
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

語求(ごきゅう)
語求(ごきゅう)
「実質」「河川」も意味が重なっている。
語求(ごきゅう)
語求(ごきゅう)
「流川運河」は重言にあらず。


焼肉を焼く/焼き魚を焼く/唐揚げを揚げる/お湯を沸かす

「焼肉を焼く」「焼き魚を焼く」は各々「肉を焼く」「魚を焼く」に書き換え可能。一方「唐揚げを揚げる」「お湯を沸かす」はなかなか難しい。

【不自然であり書き換えができる】焼肉を焼く
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【不自然であり書き換えができる】焼き魚を焼く
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【書き換えが難しい】唐揚げを揚げる
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

【書き換えが難しい】お湯を沸かす
(クリックで任意の箇所にジャンプ)

こうならないように注意しよう

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語求(ごきゅう)
「適切な言語感覚」を探求する者。「言葉の変化全肯定論者」の軽薄さと危険性を独自の視点で暴き出す。「言葉は生き物」「言葉に寛容になれ」と心無い批判をされた人よ。あなたの言語感覚は間違っていない。そんな奴らに屈するな。国防に必要なのは核武装 と言語の保守だ。アイコンはユルいが50代の筋トレおじさん。
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